喫茶ピーコックを支える人たち。


 

さてさて。

少し前にもここで触れた、「喫茶ピーコックの理念」。

 

ここんとこピーコックには定時制高校の学生が職場研修に来てくれていて、「働く」ってどうなんやろね?とあらためて自問自答したりもするんですよ。

 

自分では年の功もあってきちんと腑に落ちていることでも、いざ言葉で説明するのって難しい。

でもやっぱり、きちんと伝わったり響いたりした時には素直に嬉しいので、今日もやっぱり話の長い店長になってしまうんですよね(笑)

 

というわけで、冊子のデータ版をちょっとご覧ください☆

 

■ピーコックはブランドです。

・無印良品やスターバックスを思い浮かべた時に出てくるブランドイメージは企業が作り上げただけでなく、そこで働くスタッフの意識やビジュアルや雰囲気、店内に流れる時間や空気によって作られています。僕らの全てが、ピーコックを支えているのです。

 

■いい顔がいい仕事をし、いい店を作ります。

・「外見は一番外側の内面」と言われるように、内面を充実させない限り外見は良くなりません。手足を動かしているだけでは機械と生産工場です。僕らには表情や雰囲気、所作があります。自分の良い部分を外見に出す努力をしてください。そして、それを安定させること。安定した笑顔は安心につながります。安定した安心は信頼につながるのです。

 

 

■ディズニーも喫茶店も一緒です。

・商売はお金をもらって喜ばせるのではありません。まず、喜んでもらうことです。その努力や奉仕に価値があり、対価としてお金を頂くわけです。それぞれに商品が違うだけで、僕らは「楽しませる側」の人間です。「エンターテイナー」であり、「パフォーマンス集団」であるのです。カレーを作るのではなく、お客さんを満足させるのが仕事です。「夢を売る」とまでは言いませんが、満足と豊かな時間を僕らは売っています。

 

■仕事はクリエイティブなもの。

・毎日の仕事を「減らしていく」と考えるのではなく、その仕事に取り組むことで自分の能力を高め、経験を蓄積し、工夫・改善し、質を上げていく。自分の中に「足していく」考え方が大事です。仕事を「消耗」と考えてしまっては人生が台無しです。勤務時間も自分の人生。仕事を通じて自分が成長し、自分の仕事で誰かの1日がちょっと豊かになる。接客業は誰かの1日に大きく関わっている仕事なのです。

 

 

■「業務」と「おもてなし」は違います。

・「注文された通りコーヒーを出す」のは業務。あらかじめ価格に含まれているものです。おもてなしとは、相手を想う気遣いのこと。味や価格以上の喜びを加えることができるかです。1杯のコーヒーの価値を高めることができるのは僕らの仕事以外にないのです。そこまでやる?を、やりましょう。

 

■「おいしく」なけりゃ、意味がない。

・「コーヒーがおいしい、おいしく感じる環境がある」「くつろいだり、没頭できる」のが喫茶店の条件。「商品力を上げる」ことも大事ですが、「商品力を下げない」のはもっと大事です。伝票をテーブルに出した時点で終わったような気になってしまいますが、僕らの終わりがお客さんにとって「食事の始まり」です。店を出て3歩目くらいに「また来よう。」と思ってもらえて、初めての成功なのです。

 

■お給料は全て、お客さんから頂いています。

・毎月のお給料は「100%、お客さんから頂いたお金」です。店は分配をしているだけで、財布から支払っているわけではないのです。お客さんもどこかで仕事をされて、それを店で使ってくれています。そして、そのお金を僕らはまた何かに使うわけです。せっかく頑張って得たお金なので、大事に使いたいですよね。みんな、自分を大事にしてくれる所でお金を使いたいと思うものです。

 

■教会は、ひとつずつ石を積み上げて作ります。

・お金のために石を積む、仕事だから石を積む。それではただの疲労と消耗です。「石を積めばどうなるか?誰が喜ぶのか?」を考えるのが疲労と消耗を軽減させる唯一の方法なのです。お金を得るだけでは疲労は取れません。それを解消できるのは「感謝」です。自分の仕事が誰かの役に立って、喜ばれる、感謝される。気持ちのないお金の移動からは何も生まれないのです。石を積み上げながら教会を想うことができるかどうか、です。

 

 

■きれいなトイレは汚れません。

・誰しもが経験あると思いますが、きれいに掃除されたトイレや洗面所を滅茶苦茶に使う人はなかなかいません。それは掃除をしている人の気持ちを考えるからです。トイレにそっと置いてある気持ちを踏みつけることはしてはいけないと思うからなのです。お店を大事に扱うこと、お客さんを大切にすること。そうすると、お客さんも店やスタッフを大事にしてくれます。

 

■100回も、1回も。

・1日に100回の「いらっしゃいませ」も、お客さん側からしてみれば「1日1回の喫茶店」です。1/100のコーヒーも、1/1のコーヒーも値段は同じなのです。店やコーヒーは「物体」ですが、僕らやお客さんは「人間」です。結局は「人と人が繋がることができるか」で、その間に物が行き来しているだけなのです。機械ができることは機械に任せましょう。自分にしかできないことがあるから、ここにいるのです。

 

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これを書いたのは2015年の2月なんだけど、日々の仕事や誰かとの会話で気付くことはたくさんあります。

どんどん流れが速くなる時代の中で、これからも僕らはアップデートを繰り返していかなきゃいけないのです。

 

「最強になるのではなく、最適に変化する。」

 

ダーウィンが言うように、これからは総当たりのトーナメント戦ではないのです。

適時適正のチームを組みながら、流動的に変化していくのだと思います。

 

 

アイツに勝った!隣に負けた…とか、100点取った!平均点下がった…とか、そういった個人戦じゃなくて。

自分の得手不得手を公開して、他の誰かに歩み寄り、掛け算をする。

 

そういう働き方や、そういう「人間らしい人間」が求められているように思います。

少し前は「機械みたいな人間」が持て囃されましたが、ここんとこ「人間みたいな機械」ができてきちゃったので。(笑)

 

 

 

上に書いた10項に追記したい、最近思う僕のテーマ。

 

・能力よりも、努力を評価する。

・欠点を認め、欠点を愛する。

・面倒臭いを、嗅ぎにいく。

 

 

 

ね。

機械とは真逆に行こうとしてるでしょ!(笑)

 

 

 

でもさ、きっとこうくると思うんですよねぇ。

喫茶ピーコックに半年くらいいれば、うまく説明できるんだけど。