大阪マラソンを完走したくいだおれ太郎が走りながら考えていたことと、現状維持バイアスについての亜論茶論的仮説検証。

 

さて。

フェイスブックやインスタグラムなどSNSでは随時発信していたんだけど、「大阪マラソン2019」無事に完走しました!!!

写真で振り返る当日やその周辺の様子と完走翌日にフェイスブックの投稿した記事、そして末尾には僕が主宰している会員限定オンラインサロン「亜論茶論」内で3か月前に投降した記事の転載をお届けします。(^^)

 

長くなると思うのでお時間のある時に読んでみてくださいな。

■うえしばフェイスブック>>https://www.facebook.com/ueshiba64

■うえしばインスタグラム>>https://www.instagram.com/peacock_64/

 

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【大阪くいだおれマラソンを終えてのよもやま話をベッドの上からお届けします笑】 2019.12.2- faceboock内公開記事 –

 

今日はまだ「寝る」以外の動作をほとんどしてません。晩になったら整体行こうかなー。笑
走りながら考えていた事など徒然と。

・・

 

どうなることかと思いましたが、6時間くらいで無事に完走することができました。

途中はかなりキツかったですけど、友達が応援に駆けつけてくれたり、沿道の声援や「太郎!!」と名指しで呼ばれることが多かったのでとても救われました。
最後の5キロは本当に楽しくて、終始笑顔で沿道の人に手を振りながら走り抜けたのが良い思い出になりました。

 

3ヶ月前に「大阪マラソン走りませんかー?」っていうチャリティランナーのお誘いを頂いて、1日だけ悩んだんだけど、やっぱり引き受けることにしたんです。マラソンなんてしたことない、日々バイク移動の40歳、もうこのタイミングしかないよなーと思って。笑

 

その時に僕は、完走したみんながフィニッシャータオルを広げて写真を撮っているのを見たことがあったので、あの写真を撮る時に「一生懸命を笑えタオル」をバーンと広げて写真を撮ってやろう!と決めたんです。

 

もう、その1枚の写真を撮るためだけに全力を尽くしました。

それはすごくわかりやすい、「一生懸命を笑え」というメッセージを伝える手段だと思えたからです。

 

・・

 

むかし、とあるセミナーに参加した時に、自分の強みや大切にしていること、行動原理や信念、自分を構成していることを整理していくワークをしたんですね。

タイミング的にもすごく良い時期だったので、セミナーが終わってからも自分であれこれと整理を重ねて、究極に煮詰めたんです。で、僕は自分の過去も未来も、ふたつの言葉で説明できるなと思えました。

それは、

・一生懸命であること
・笑えること

 

 

これまでのこともこれからのことも、このふたつが揃えば僕は動きます。そうやってきました。

世の中には、笑えない一生懸命があることや、一生懸命が笑われているような場面がたくさんあります。

努力が正しく報われなかったり、ガムシャラを嘲笑うような空気があるからです。

 

この「一生懸命を笑え」という言葉には、誰もが一生懸命になれることに出会い、向き合い、そこに情熱を傾けることができる環境を周囲と作っていくことと、それを本人はもとより周囲も含めてお互いに笑い合える状況を作っていきたいという願いを込めました。

 

「笑おう」ではなくて「笑え」としたのは、笑おうという気持ちを持とうとかそのために頑張ろうとかではなく、笑い飛ばそうだったり笑ってしまえくらいの気楽さが時として大切だと思うんですよね。

 

「一生懸命」と「笑え」という言葉は一見相応しくない組み合わせのように思いがちですが、「笑えない」という状況で一生懸命を継続することは難しいと僕は思うんです。

僕が日々言っている、お金の出番を減らすことやお金の力を弱めることもここに繋がってきます。

 

そんなわけで、今回の大阪マラソンで「一生懸命を笑え」を証明してやる!と意気込んでいたのです。笑

 

・・

 

実は、出場を決めた3ヶ月前から、くいだおれ太郎の衣装で走ることや終電ダッシュ、托鉢マラソンやタローランド様、日々の投稿などはほぼ決まっていて、亜論茶論のメンバーには投稿のタイミングやらスケジュールを話していました。

 

ネタばらしになるけれど、1枚の写真を撮影することで完結する、「一生懸命であること」と「笑えること」の実況中継ストーリーを3ヶ月に渡ってお送りしていたわけです。

不確定要素といえば、僕が完走できるかどうか、だけでした。あとは揃っていたので。それなりのプレッシャーもありましたが、本当に良かったです。きれいにまとまりました。(^^)

 

・・

 

今こうやって書いている文章は35キロ地点あたりで練っていました。笑
あのあたりは歩いてたんだと思うんだけど、歩きながら頭を整理していたんです。
これは書かなきゃ!と思ったことがあったので。

 

それは、「人の体は応援で動いている」ということ。

 

自力で完走できておめでとう!とか言われるんだけど、全然、自力なんかじゃないんです。
ほぼ、8割くらい、応援がエネルギーになって走ることができました。
ひとりだけで42キロとか絶対にムリです。笑

 

わかりやすいとこで言うと、御堂筋や千日前通り、ゴール付近は走りまくってました。逆に松屋町筋やなにわ筋は歩くことが多かった気がします。これギャラリーのせいとかそう言うんじゃなくて、実感としてそう思えるんですよね。

「太郎ー!!」とか「くいだおれー!!!」とか言われながら走っていると、自分の意思や力で動いているんじゃなくて、応援や声援が僕の体を動かしているとさえ思えたんです。

 

 

このエネルギーというか真理を目の当たりにして、僕らはもっと、周囲と繋がり、応援し合い、送り合う必要があると強く思いました。

それと同時に、自分は何を大切にしていて、そのために何をやろうとしていて、こうなったらいいな、みたいなことをお互いに話すことができる関係性も重要だなと。

自分だけじゃできないこと、誰かと一緒にやりたいこと、見当もつかないことやうまくいかないこと。

そういう時にこそ、ありのままを晒すことができる仲間や友達、日々の暮らし。

 

もう一度言いますけど、自分を動かしているのは自分自身ではなく周囲の人たちです。

自分だけのエネルギーで動くことって生存活動くらいじゃないでしょうか。

 

・・

 

そんなわけで、フィニッシャータオルも記念メダルもタイムも完走という事実よりも、「人は応援で走り続けることができる」ということを教えてくれた沿道の全ての人たち、チャリティ支援に協力してくれた友達、ことある発信ごとにいいね!やコメントをくれたみなさん、僕のわがままに付き合って楽しんでくれた亜論茶論のメンバー、そして翌日使い物にならない店主を応援してくれる喫茶ピーコックのスタッフ。

 

 

本当にありがとう。

足腰が復活したらみんなでまた、一生懸命を笑いあえる暮らしを一緒に作っていきましょう(^^)!

 

・・

 

という、大阪マラソン完走したらTAKEの気分でいっぱいになるんじゃないかと思ったら、GIVEで満たされた朝を迎えたよっていうお話でした!(^^)

 

 

大阪マラソンのランナーは2種類しかいない。 俺か、俺以外か。

 

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そして、これが3か月前に仕込んでいた完走までのストーリー。

フェイスブックの非公開グループ「亜論オンライン茶論」限定の記事です。

亜論メンバーは裏側を見ながらの実況中継だったので、より楽しめたんじゃないでしょうか(^^)

 

■詳しくはコチラ>>亜論茶論(https://peacock64.com/works/alone-salon/)

 

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【 #挑戦というコンテンツを投入する 】 2019.8.24- 亜論オンライン茶論への投稿 –

 

先日書いたように、12月1日の大阪マラソンにチャリティーランナーとしてエントリーすることになりました!笑

発端は、サンライズフレア曽根で農園監修をされていた「NPO法人コトハナ」藤野さんからメッセージが来たんです。

 

ご無沙汰しております!
チャリティーランナーとして大阪マラソン走ってもらえないでしょうか??

 

ってやつ。笑
はじめは何のことかよくわかってなかったんだけど、ようするに、「コトハナさんの活動を支援」するために僕が走る、そしてその僕の挑戦に対して支援を募り、僕がコトハナさんに支援金を届ける」っていうことなんですね。

 

ざっくり言うと、「僕がマラソンを通じてお金を集め、それをそのままコトハナさんに渡す」ってやつなんです。チャリティーランナーの仕組みってそういうやつらしくって、コトハナさん以外にもたくさんの団体さんがエントリーされているんだとか。

 

じゃあ、僕はコトハナさんに多大なる共感や支援の気持ちがあるんか?っていうと、そんなでもないわけです。笑

藤野さんは1回会っただけだし、代表の西川さんも1回お話ししただけ。もう退職されたけど、金田さんはちょくちょく縁があったかなぁっていう程度。

 

そんくらいの距離感で、よし!42.195キロを走ろう!!なんて到底思えないわけです。そもそも僕は走るの苦手だし、終電ダッシュくらいしか走ってない。基本はリトルカブ移動なもんで。笑

藤野さんも「僕に走ってほしい!」というよりも、ランナーが足りていなくて数合わせみたいな感じなんやろな〜とは想像できたんだけどね。

 

そこで僕はこの飛んできたボールをどうやって「自分にとって、また自分の周囲にとって面白おかしいコンテンツにできるだろうか?」と考えたわけです。なんとかしてリライトできないだろうかと。

 

まず浮かんだのが、「くいだおれ太郎で走る」ことと、「れもねいどで走る」こと。大阪マラソンだし、チャリティーランナーだし、これは2択やなと。どっちにしようかなと思って。これはみんな喜んでくれるだろうと。

 

次に、5万円を支援金として僕が周囲に募るっていうハードル。ファンドレイジングっていうやつらしくて、ようするにクラウドファンディングみたいなことをしてネット上でお金を集めるか、自前で用意するかってことらしいんだけど。

 

でも、「僕がチャリティーマラソン走る!」っていうのをリターンなしでやるのは難しいなぁと思ったんですよね。チャリティーのチャリティーみたいな話で、僕の周囲はコトハナさんのこと知らないわけです。

 

じゃあやっぱり僕のドラマに支援してもらうしかないなと思って捻り出したのが、「くいだおれ太郎orれもねいど、どっちで走るかアナタが決めてください!」っていう、うえしば総選挙。

500円支援してもらえたらどちらかに投票できて、多い方でマラソン走りますってやつ。

 

これを直接でもBASEでもファンドレイジングでも課金できるようにして、リアルタイムで報告していこうかなと。たぶん太郎なんやろなと思いつつ。笑

あとは40を迎えた喫茶店のおっさんがフルマラソンを完走できるんかどうかをドラマチックに演出できるか。その祭りの参加費が500円みたいなノリですよね。他にもリターン考えてるんだけど。

 

最終的には「コトハナを支援」なんだけど、僕の周囲と繋ぐには距離感がありすぎるので、こっちでコンテンツ(ストーリー)を作っちゃおうという話です。共感や支援が生まれやすい空気をどうやって作るかってこと。

 

あと、これ重要なんだけど。

「僕がフルマラソン走る」っていう話自体が8割がた無理なプロジェクトなわけですよね。

自分でもそう思うし、今から考えただけで膝が痛いっす。笑

ピーコックのスタッフに話しても「やめとき」しか出てきません。笑

今回も「やります!」って言うの、かなり躊躇しました。だって、しんどいの嫌なんだもん。

 

でも、俯瞰して見た時にはちょっと面白い話かなと思うし、この挑戦に対する応援シロってむっちゃあるなと。
なんせ、成功確率が低すぎるので。

 

僕自身も「こどもれもねいど」が終わってからは、サポートやアドバイスに回ることが多く、最近はプレイヤーというか「挑戦」は見せてこなかったなぁと思ったんです。
裏では日々挑戦なんだけどね。

 

「現状維持か、環境変化に飛び込むか。」

 

そういえば「現状維持バイアス」っていうのがあって、基本的に「現在が安泰であれば変化は好まない習性」が人にはあるんですよね。

で、ここんとこ僕自身が現状維持バイアス入ってんなーと思えたので、ここはいっちょ!!やってみようと決心したのでした。

 

膝と腰が心配、ケガしたらどうしよう、練習する時間あるんやろか、5万円集まるんかなぁ、完走できへんかもしれんなぁ、仕事に支障ないやろか、、、

不安要素はむっちゃあるけど(というか不安しかないけど)、【うえしば、チャリティーランナーとしてフルマラソン走るってよ】という、この挑戦コンテンツが次のステージに繋がることを期待して。現状維持バイアスを克服する起爆剤として。

 

9月1日から3ヶ月。
支援金集めしながらトレーニング。

 

小さな町の喫茶店のおっさんが40にもなってやることじゃない気もする。

でも、それがこの企画のミソなんですよね。

がんばりますー!!!(^^)笑

 

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そんなわけで、3か月前に書いた台本を割と忠実に再現できてほっとしてます。笑

 

【 一生懸命 × 笑え 】ここまでわかりやすく伝えることができたのも良かったですよね。

引き続きよろしくですー!!!!!(^^)

 

 

■亜論茶論では僕の身の回りに起こる仮説検証や少し先の話、思考や考察、日々思うことなどをほぼ毎日綴っています。

・月額会費制ですがご興味あればぜひ(^^)>>https://peacock64.com/works/alone-salon/

・ここ最近は来春あたりまでの話やイベント諸々、写真展や屋台の話、亜論スタンドやリブランディングの話などをしています。

 

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