ウエシバーイーツの仕掛けを解説します。

 

さてさて。

半月にわたってお届けしてきた「ウエシバーイーツ」も今月6日まで。

緊急事態宣言は延長されそうだけど、潮時は自分で決めたいのでこのへんかな。

 

 

で、僕が主宰するオンラインサロン「亜論online茶論」ではこれの一部始終を投稿していたんですよね。

サロン内では共有していた「あれをこうするからこうなって、、、」という部分を今回は「ウエシバーイーツの仕掛け」として少し解説したいと思います。

サロンは今もそうだけど、少し先の話をしています。興味ある方はぜひ!(^^)

■亜論online茶論=Facebook上の会員限定非公開グループ。ほぼ毎日、うえしばの身辺や頭の中を投稿しています。

 

 

・・

 

【 フェイスブック友人&面識とお付き合いある方限定にした理由 】

これはもう、日頃から僕がよく言ってる「小さな文化経済生活圏」の中で価値の融通をしたかったからです。

「信用や信頼」や「特定多数」と言い換えても良いかもしれない。これの良いところは「余計なコストがかからない」ことです。

逆に「不特定多数」を対象にしてしまうと、信頼のないところで融通を生まなきゃいけないので、様々なケースを想像してリスク回避をしなくちゃいけなくなります。コンビニでお弁当とお茶を買うと、おしぼり、お箸、ストロー、袋、なんやかんやたくさん付いてきますが、あれは「不特定多数が稀に必要とするであろう需要」に対応するためにコストをかけているわけですね。そしてその資材費や人件費は商品やサービスに上乗せされるわけです。

信用と信頼で価値が融通される小さな文化経済生活圏であればローコストで運用できるので、お互いに不要なコストをかけずに済みます。

不特定多数に向けて大きな売り上げを上げても、不慮の事態に対応するコストをかけていたら疲れちゃうなぁと思ったので。

 

【 僕が売っていたのは、ウエシバーイーツに参加できる権 】

下にも書きましたが、もし僕がシンプルに「カレーという食べ物」を売っていたら、全てのテイクアウト弁当とデリバリーと競合することになります。

コロナの影響で応援経済のようなものが発生していますが、1日の食事機会を増やすわけでもなければ、1回で2倍食べて応援というわけでもないですよね。

つまり、応援経済に参加する「人数×3回×日数」が分母になります。

これに対して「カレー、ハヤシ、コーヒー」はあまりにも一般的過ぎて(どこでも似たようなものが買える)、競り負ける気がしたんですよね。

豊中じゅうでピーコックでしかカレーを売っていないのなら話は違うんだけど。

そんなわけで、「カレーを買うことで手に入る何か」を別にデザインしなくちゃいけないと考えたわけです。

この場合のカレーは「目的を達成する手段」になるわけですね。

もちろん、おいしいんですよ。笑 「一挙両得」を作るっていう意味です。(^^)

 

【 カレーの配達をコミュニケーションツールにしてしまう 】

そんなわけで、ウエシバーイーツは去年やった「托鉢マラソン」を応用して、「出前先で写真を撮ってタグ付け投稿する&集合写真を作る」ことを前提に、「あの写真に参加したいなー!」っていう部分をコンテンツにしました。昔のプリクラ帳に近いかもしれないですね。

ビックリマンシールもそうだけど、見方を変えれば「コミュニティへの参加券」だったり「コミュニケーションツール」を買っているとも言えるわけです。

 

【 会えない時代にこそ、1:nではなく「1:1」を 】

よくよく考えてみると、僕が開催していたイベントは音楽や演劇のように発信者と受信屋が明確に分かれている「1:n」型ではなく、みんなでご飯を食べたり話したり久しぶりに会ったりする「1:1」を効率的に行う場だったと思うんです。

となると、僕が1軒ずつ回って同じアングルで写真を撮り、タグ付けして投稿し、それにコメントやいいねを付けることで「間接的にコミュニケーションが取れている」状態が生まれるんじゃないかと。

「写真左側に僕が写っているっていう背景」を共有しているっていうのかな。(ちょっと難しいですかね笑)

そんなわけで、バーチャルなんだけど「同じ場所で写真撮った感」ができたのかな。

 

・・

 

とまぁ少し長くなりましたが、ウエシバーイーツはこんな感じの仕掛けと仮説を先に作っちゃって、その台本をもとに展開していったのです。

検証できたこともあるし新しい発見もあったので、個人的にはものすごく勉強になりました。(^^)

 

 

これからどんな時代が来るんだろうかとか、5月はどうやって働こうかとか、いろいろ考えることはあるんだけれど。

自分の道を見失わないように腰を据えてやっていきたいと思っています。

 

・・・・・

以下、亜論online茶論に投稿した4月11日の記事転載です。

長いですが、お時間ある方はどうぞ(^^)

‎うえしば えいじ‎ ― 亜論online茶論 4月11日 22:12

【 #ムーブメントを作ってみる 】

 

さて、来週から「ウエシバーイーツ」が始まります。飲食業界も大変だし、本家Uberもあちこちで見かけますよね。

こないだも少し書いたけど、くいだおれ太郎の時と同じように、Uberの広告を見れば見るほどウエシバーを思い出すっていう「連想効果」を途切れさせないためにも毎日のように関連した投稿を続けています。(明日もするよ)

あと、吉村知事がポイント還元とか言いだしたもんだから慌てて僕もポイント還元。

Pカードやってて良かったー!!って感じだったんだけど、アレも元ネタのニュースが浸透する4時間くらいは発表を我慢して、晩のニュースの後に投稿しました。画像は先に作っておいたんだけど。

 

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そんでもって、ここんとこはなるべく意識して自撮りやセルフ動画をアップするようにもしています。

ウエシバーイーツで実際に会いに行った時の親近感を増やすためです。コマーシャルとかと同じ。

今日投稿した動画は、Uberをウエシバーって言っちゃってロゴのクオリティも高いやん!みたいな部分ではなくて、店を維持してスタッフを守るためには「売上」が必要だから、これをやるんですっていうところを説明しました。気持ちを寄せていった感じですね。

このへんの、連想効果・単純接触効果・ふざけたりマジになったりのギャップ的なところは、こどもれもねいどとかくいだおれ太郎でもやってきたし、周りのみんなも期待通りというか、往年のギャグみたいな扱いで慣れたもんなんだけど。

 

あとこれからやってみたいことは、托鉢マラソンでもやった「2ショット写真をアップしまくる」ってやつ。
そのためのPOPも作ったんだけど、出前先で写真を撮って、タグ付けて発信して、その写真をタイル状にしたやつを再アップする。

あの時もそうだったけど、このやり方ってゲーム性というか、「あの写真に入りたい!」みたいな感じになるんですよね。
別々に撮ってるんだけど、「集合写真」になるんです。

 

・・

 

今回もFacebook友人限定なので共通の友人がたくさん出てくるし、みんなやってるんやったら自分もやろうかな〜みたいになれば良いなと。

このへんの温度感は托鉢マラソンもそうだし、寺戸祭りもそうですよね。

そこまで温度が上がったら、ムーブメントって言えそうな気もする。

 

趣味と実益を兼ねながらしっかりと注文を取って写真を撮って、来週末あたりには「エリア拡大中!」をリリースできたら、また少し長生きできるかな。

尼崎や大阪市内には取ってくれそうな人いるし。

そのために今、金土日とぐいぐい温度上げていってる感じ。

 

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とはいえ、僕がやっていることって、クラファンに近いんですよ。
なので、リピートというかそういうのはほぼ皆無だと思っていて、1回乗っとくか!みたいなやつなんですよね。

たぶんですけど、4月いっぱいで大体のところ回っちゃうので、ウエシバーイーツもそのあたりが限界かなーと。

食べ物を売ってるというよりは、遊びの参加券を売ってるような感じなので。

「遊び」に参加するために必要な物が「カレー」みたいなもんなんです。

 

・・

 

そんなわけで、ウエシバーイーツをやりながら、5月からのマネタイズや働き方を考えていかなくちゃなーと思ってます。

とはいえこの、「利き手を封じられた感」からのハイパフォーマンス合戦はなかなか盛り上がりますね。笑

くたびれないよう、ぼちぼちやりますー(^^)

 

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