喫茶ピーコックは昭和39年創業の喫茶店で、いわゆる”老舗”と言われることも多いお店なんだけど、そんな歴史や時代背景なんてすっ飛ばしてテクノロジーや人々の意識、常識や当たり前もどんどんアップデートされていくわけです。
それこそ、昭和39年には缶コーヒーや自動販売機、スーパーやコンビニもないわけで、コーヒーを飲もうと思えば「喫茶店」に行くしかなかったんですよね。
そこから家庭用の挽き売り、インスタントコーヒー、缶コーヒーやコーヒーメーカー、コーヒースタンドに至るまで、「あー、コーヒー飲みたいな~」って気持ちに対して便利さを追求してきたんだし、選択肢も増え、手軽で便利に満足を得られる時代が来ました。
というか、これからもそれはずっと続いていくでしょう。
コーヒーに限らず、あらゆるものがそうなっているし、僕らはそういう経済を生きています。
もちろん、それが全てではないし、それが必ずしも正解というわけではないんだけど。
そんなわけで、あまのじゃくな僕はその土俵を下りました。
こんな競争、やってられるか!!!!です。
快適、便利、インスタント。
僕が目を付けたのは「公共」です。
商売とはつまり、「私の公共化」なのです。
そんなわけで喫茶店として営業しながら、定休日の日曜にはいろんなイベントを開催したり、誰かと組んで仕掛けたりもしました。
■インド料理のMatangi、マリマリさんと。
■手話カフェは、ほりだし屋の高橋さんと。
■映画上映会は、種まきシアター筒井さんと。
■ママのマーケット、マママ!
■パパにパワーを!の、パパパ!
■年末には駅前で餅つきもします。
そんでもって、昨日は同じ服部天神にある「フットケアサロンBaum」の黒田さん主催で、「ねんりんカフェ Vol.2」。
なんだかんだでバタバタしましたけど、みんな楽しそうでよかった(^^)
こどもたちによる喫茶店、「キッサニア」もうまくできたし☆
「ここは喫茶店、俺はコーヒー屋。」
もちろんそれで戦っていくのも選択肢のひとつだし、何を選ぶかは個人の自由です。
数年前に僕は色々と考えて、違う道を選びました。
たくさんの人の心に残る、「記憶の背景」になろうと思ったんです。
そのための「関わりをつくる」活動です。
幸いにも店が駅前にあり、車の行き来もあまりありません。
改築の時にイベントができるよう、仕切りは作らずホールのアレンジができるように設計し、壁には大量のコンセントとピクチャーレール。
スポットライトを付けれるように天井付近にもコンセントを仕込みました。
もちろん飲食店営業許可も取っているし、それなりの設備もあります。
みんなの「やってみたい!」に少しでも協力できればと思うし、何よりも僕自身が楽しみたい。
喫茶ピーコックは僕の「職場」じゃないんです。
僕が「まち」に関わりあえる場所、なんです。
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ、楽しいことをたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に、面白いことをたくさんしたい。
レンタルはしていません。
僕がいいなと思えば、協力します。
■喫茶店から考える、公と個の役割。
こういう話に興味ある人は見てみてくださいな(^^)
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