日頃はほとんど豊中(というか服部)にいるので、イベントだったり集会だったり、役所に行ってもけっこう知り合いに会う事が多いんですよね。
おたがいに知った顔なので「あー、どうも」みたいな感じになって、自己紹介する必要もなく。
でもここんとこちょっと意識して市外というか、自分のことを知らない人のところに出向くようにしていたり、そういう人たちとお話できたらと思って意識的に動いています。
そうなるとやっぱり「自己紹介」から始まったり、話をしていくうちに「え、そもそも何してるひとなんですか?」ってことになるんです。
しかもそういう時って、おたがいに「何してるかわからん人」同士なことが多くって。 笑
そこで最近は自己紹介をスラスラ言えるようにいくつかテンプレを用意していて。
「えー、大阪の豊中から来ました、うえしばといいます。普段は地元で喫茶店をしながら、サロンの運営やイベント企画、文章書いたり相談に乗ったりしています〜」
…みたいな感じで大まかに説明できるようにしています。
とはいえ、同時に渡す名刺はこれ。
特にこれといった会社員でもないし、何かの組織に属しているわけでもないので、伝えたいことってほとんど無いんですよね。
連絡先や住所なんて調べりゃ出てくる時代だし。
そうなると名刺の機能も変わって当然で、僕が相手に伝えたい事はひとつ。
「一生懸命を笑え」
これさえ届きゃいいやと思って差し出しています。笑
あとは検索でもしてもらえたら色々出てくるし、SNSで繋がったら嫌というほど投稿してくる奴なんで。
まぁでも、僕自身も誰かに興味持つ時って、「何してるのかよくわかんない人」が多いんですよね。
正確に言うと、本人には正確なロジックや確かな情熱があるんだけど、それをうまく体現できていなかったり言語化できていなくって、傍から見たらバタバタしていたり散らかっていたりする人。
そういう人の目を見ると、いつも興味が湧いてきます。
ビジョンやミッションやコンセプトを言葉で説明できて、きれいにプレゼンできる技術ももちろん必要なんだけれど。
うまく伝えることができなくてモヤモヤしてて、口よりも先に手が出ちゃうような人にはいつも憧れます。
でもそういう、「うまく伝えきれない部分」や、「まだ説明しきれていない部分」があるからこそ、世界は輝いて見えるんじゃないかって。
こうやって文章を書いていて、もし僕が「よし!!!全部うまく書けたぞ!」って思っちゃったら、書く理由がなくなる気がするし、もやもや、いらいら、くよくよするからこそ、今日も生きていけるんじゃないかと思う。
満足しちゃったら、そこで終わっちゃうんですよね。
だから、うまく言えなくても、うまく伝わらなくても、諦めちゃだめ。
言えたって伝わったって、それは自己満足にしかならないんだから。
僕が何してて、何したい人かって言うと、「一生懸命を笑いたい」人です。
名刺に書いた、そのまんま。
笑えない一生懸命や、一生懸命を笑えない瞬間をたくさん見てきたからこそ、そう思うんです。
僕やあなたの一生懸命が、笑えるものでありますように。
(これが伝わるかどうかなんて考えちゃだめなんだって!笑)
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