※この記事は以前「一生懸命を笑え.net」で公開されたものを加筆訂正して掲載しています。
前述の「タモリになる」でも書いたんだけど、僕らはそもそもオリジナルなんです。
たまに「オリジナリティを出そう!」と言って、誰もやっていない突飛なことを始める人がいるけど、オリジナルとは「原型」って意味。
周りを見渡してから決めるんじゃなくて、自分の原型を探ればいいんです。
原型ってようするに原体験のようなもので、小さい頃の自分がどうだったかとか、親が言う「あんた小さいときはこうやったで!」っていうやつ。
虫が好きだったとか、時間を守らなかったとか、熱中したら周りが見えなくなるだとか色々あるはずです。
その原型から始まって、一般教養や一般常識、失敗や成功などの「後天的な教育と経験」によって僕らは、わかりやすく言えば「真ん中に寄せられている」んですよ。
真ん中に寄せられることで、僕らは画一化されちゃって。
似たり寄ったりどんぐりの背比べ状態で過度な競争が起こって、優劣をつけられる。
自分と似たような隣人がいるが故に気になってしょうがない。
その結果、原形を留めていないオリジナリティが量産され、消費されてしまう。
本人には、「キャラ疲れ」だけが残る。
この状況をどう回避するか?
答えは簡単。
「子供のまま」、大人になればいいんです。
子供はみんな個性的っていうけど、「そもそもみんな個性的」なんですよね。
もっと好き嫌いだしていいと思うんだけどなー。
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