さて。
こないだお伝えしたように「こどもれもねいど」は、こども達が社会に対して夢や目標や挑戦を語り、その「物語」を周りの大人が応援したり協力したり支援したりするプラットフォームです。
そして、「こどもれもねいどアンバサダー」はその活動を広めたり、誰かと一緒になって活動してくれる親善大使のようなもの。
数年前に活動していた「豊中こどもれもねいど」は、地域農業や田畑の宅地化をテーマとしていたので、どちらかと言えばエンタメ色が強かったんだけれど、今回の「こどもれもねいど」はもう少し勉強チックというかより深く考えていくような仕組みにしています。
対象年齢も、3〜8歳くらいだったものが、6〜12歳あたりをイメージしています。
地域農業や近所の田畑を自分ごとにしようと思えば「そこで過ごした体験(思い出)」が必要で、「思い出が失われる残念さ」が動力となって地域農業を守っていくという仮説のもと、まちと畑で遊びまくっていたわけです。(※豊中れもん温泉は終了しています)
田舎の学校が廃校になるかの瀬戸際で、当時こどもだった大人が反対運動を起こすのと同じ原理ですね。
ここで遊んだこども達が大人になった時に、豊中産の野菜を選んで買ったり、地域の田畑の保全に励んだりという流れに繋がれば良いなと思って。
そんな中「豊中こどもれもねいど」では、「お金の話」もこども達にきちんとしていました。
れもねいどスタンドの売上の半分はお給料、もう半分はチャリティ寄付します、と。
蛍池の学童施設「団欒長屋」へ行ってハンモックを寄付したり、社協を通じてこども食堂に寄付したり。
自分たちの「はたらき」がお金に変わる瞬間だったり、「仕掛けや工夫」が付加価値に変わる瞬間。
そんな「体験」は理屈や学問ではなく、人との関わりや繋がりの中で発見し、実感していくほうがよっぽど身に染みるし、そういう感覚こそがこれからの時代を生き抜くための力になるんじゃないかなぁと思ったんですよね。
もっと言えば、「お金の教育」と言っている時点でもうすでに遅いと思います。
相対的な価値を生むとか、価値転換を起こすとか、そういう話ができないと現金とか貨幣が20年後にあるかどうかすら怪しいので。
そんなわけでもっと本質的な、「自分は何がしたくて、なぜそれがしたくて、それをすると何が起こるのか」を自分の言葉で語り、相手を納得させたり共感を得て、支援を募ったり協働していく。
最近よく言われる「共感資本」を自分たちで生み出していけるような大人に育ってほしいなと思うんですよね。
そしてその夢や挑戦を、僕らにもっと聞かせてほしいんです。
僕らを含めた前時代の人間が作った職業や夢や目標や価値観なんて完全に無視して、自分たちの想像力と発想と行動で時代を作ってほしい。
そんな夢や物語を、この「こどもれもねいど」を通じてたくさん聞けたらいいなと思っています。(^^)
スタートは次の日曜日、曽根の環境交流センターです!
【親子ぐるぐるフェス】
2020年1月19日(日)13:00~15:30
曽根環境交流センター(曽根駅から高架下を北に3分)
この記事へのコメントはありません。