今回のリニューアルで一番こだわったのは「世界観」なんです。
ありがたいことにお客さんや友達からも褒めてもらえることが多いんだけど、雰囲気や内装や雑貨類も「思っていたような」仕上がりになりました。
とはいえ、僕が本当に「オリジナル」なのではなくって、これまでに見聞きしたり歩き回って印象に残ったお店や場所を「いいとこ取り(=サンプリング&リミックス)」したらこうなったっていう感じです。
ちなみに、「世界」と「世界観」は何が違うかというと、
「無数に広がる選択肢の中から、ある基準をもとにより集めたその集合体」、みたいなものかな。
おばちゃんにとって、スーパーが「世界」で、そこから献立に必要な食材などをチョイスしたカゴの中身が「世界観」です。
同じスーパーに入っても、レジに並ぶカゴの中身はおばちゃんごとに違いますよね。
そういうことです。笑
そんなわけなんで、主軸となった5つのお店を紹介します。
たぶん照らし合わせてもらえると、なるほどなと思ってもらえるはず。
それでは、どうぞー!
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1:東京、国分寺「胡桃堂喫茶店」
店主影山さんの書籍「ゆっくり、いそげ」で知ったクルミドコーヒーの2号店です。
より「喫茶」に近いけど、マインドというか軸は一緒。
地域を有機的に耕すための「カフェ=喫茶」という位置づけ。
いつか、行ってみたいもんですな。
行ったことないんかーい!!!笑
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2:東京、東長崎「カフェ MIA MIA」
オーストラリア人のヴォーンさんがフロアを回す、カフェと言うかなんというかな場所。
コーヒーを口実にして人が集まり、それをヴォーンさんが複雑に絡め合う、みたいなもんですかね。
こちらも胡桃堂と同じく、地域×コーヒーみたいなカルチャーを生み出しています。
いつか、行ってみたいもんですな。
行ったことないんかーい!!!笑
ちなみに、店の軒はまんま色違いです。
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3:神戸、旧居留地「ジャズ喫茶 Jam Jam」
・https://jam-jam-jazz-club.business.site/
神戸に遊びに行った時に「神戸といえばジャズ喫茶!」という村上春樹ごっこくらいの気持ちで探し当てたお店。
お店の半分は「リスニング席」といって、会話厳禁ひとり席というストイックさ。
とはいえ店主さんやお店の雰囲気はゆるくて穏やかで、居心地めっちゃ良かった。
「音質って大事!!!」と思って、ピーコックにもサブウーファー入れました。
最近はまたジャズ多めです。
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4:神戸、海岸通り「カフェ アリアンスグラフィック」
神戸に行くなら行っといで!と友達に教えてもらったレトロビルにあるカフェバー。
外国に迷い込んだかのような世界観と時間を忘れてしまう空気。
「体験価値」という言葉がめちゃくちゃしっくりきたお店でした。
そしてここもまた、村上春樹初期作品的やなーと思ったり。
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5:京都、河原町三条「六曜社珈琲店」
・https://rokuyosha-coffee.com/
昔から好きでちょくちょく行ってたんだけど、「喫茶の一族」っていう六曜社のヒストリーブックを読んでからもう一度行きました。
3代目の薫平さんの葛藤や苦労に思い馳せながら、「喫茶店」を堪能。
たびたびブームになったり誰かが仕掛けたりと小忙しい「昭和レトロ喫茶」だけど、一族の歴史やそれぞれの思いをアテンションエコノミーに乗せてコンテンツ化する経済にはノー。
そういう時にはこういう「ガチ喫茶」が心の灯火になってくれますよね。
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他にもたくさん参考にしたお店もあるんだけど、ぱっと思いつくままに紹介してみました。
まだまだ行きたいお店もあるし、東京はまた行きたいなーと思ってます。
もし「ここ行ってみ!!!」っていうお店あったら教えてくださいな!
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