ピーコックうえしばが「名刺」について本気で考えてみた。

去年末くらいにね、名刺を新調しようと思って。

 

 

どんな革新的な商品やサービスも「知られなければ存在しないのと同じ」って言うじゃないですか。

「聞こえない挨拶は言ってないのと一緒」っていう体育会系のノリもたしかにそうだよなぁと。

そう考えると、「名刺交換しても忘れられてしまえば会ってないのと一緒」ってことになるなぁと。

 

そこで、これまでに頂いた名刺を全部引っ張り出してきて、見返してみたんですよね。

それを以下のように分類してみました。

 

A:全く覚えのない人(顔も名前も思い出せない)

B:名前は何となく思い出せる人(どのジャンルの人、どこであった人くらい)

C:名前を見てぼんやりと顔も思い出せる人(でも接点は薄い)

D:名前と顔が一致するけどご無沙汰な人(SNSで見かけたりとか)

E:名刺を見るまでもなく日頃よく接する人(ネットでもリアルでも)

 

分類したあとに、スタートはみんな初対面なのに、なんでこういうことになるんだろうかと考えたんですよね。

特に、「あまり会わないけれど、印象に残っている人」ってなんでなんやろう?って。

そこで思ったのがこれ。

 

・見た目が鬼のように特徴的

・名刺が鬼のように特徴的

・名前が鬼のように特徴的

 

 

あとね。

・自分の興味関心分野

・その時たくさん話した

・一緒に何か行動した

・SNSで頻繁に見かける

・人づてによく聞く

 

 

ようするにまとめると。

 

■特徴的な見た目の珍しい名前の人が変わった名刺を出してきて、一緒に重たいものを運びながら話が盛り上がり、その後もSNSでよく見かけるし、よくあちこちで名前を聞く。

 

っていう状況を生めば最強だなとわかったわけです。

 

名刺交換会的なやつあるけど、紙を交換しただけだと意味ないなぁと。

交換するのは紙じゃなくって、「時間」だと思うんですよね。

 

そこ大事。

 

 

それから、相手から名刺をもらった時に、僕は何を見ているんだろうかと思い返してみて。

 

・名前(社名や個人名)

・どの辺の人か(住所だったり、場所)

・何やってる人か(肩書きや職業)

・名刺自体の特徴(素材やデザイン)

 

 

ということは、本名や細かい番地、電話番号やメールアドレス、正式な肩書きや職業なんて必要になった時に見るのであって、初対面では必要ないな!と思ったんです。

初対面でさ、「あ、豊中なんですね!服部ですか〜。えっ!、1丁目1の6!!!!!!」ってならんわけです。

ということは、「豊中の服部」でいいじゃん。

 

詳しく知りたい人にはURL載せといて、「続きはWebで!」にしてしまおうと。

 

 

 

そもそも名刺って、プッシュ型の情報ツールだと思うんですね。

メルマガやライン@と同じ、一方的に相手に送るツールじゃないですか。

 

自分の様々な情報を名刺というプッシュ型ツールで全部伝えようとすると、91×55ミリの面積で表現するには無理があるなぁと思って。

見開きサイズ(ポイントカード型)にしたって限界があるし、なによりも文字が多くなりすぎちゃって。

 

 

 

じゃあ逆に、プル型のツールにしてみてはどうかと。

プル型っていうのは、ホームページやブログみたいに、相手がアクションを起こして引き出す情報ツール。

 

僕(PEACOCK64)の場合はホームページに詳しい住所や電話、メールアドレスもあるし、お問い合わせフォームもあるので、その気になればどうやったって連絡が取れるわけです。

ホームページからは喫茶ピーコックの住所や電話番号、各種SNSと一生懸命を笑え.net、オンラインショップまで全部に繋がっています。

 

なんなら、「豊中 うえしば」でググってもらえれば一発で出ます。

 

画像検索なんてしたら、うえしば祭りです。

 

世界中どこでも、僕の顔面とともにSNSやHP、ブログや取材記事などの情報が手に入るわけです。

こういう状況であれば、あとは「いかにしてググってもらえるか」「HPやSNSで繋がるか」ってとこですよね。

 

初期の段階では、「豊中のうえしばさん」がグサっと刺さればそれでOKなんです。

 

 

そうなるといよいよ、名刺はただ単なる「プル型の情報ツール」として機能しなきゃいけなくなります。

いかに調べたくなる人になるか、興味を持ってもらえるかです。

逆に言うと、webで手に入る情報は載せる必要が無いのです。

これまでの名刺って、webがなかった時代に繋がるツールだったようにも思うんですよね。

 

本当に繋がりたい人とは、なんとしてでも繋がれる時代です。

そうなると、

 

・詳細な住所、電話番号、メールアドレスはいらない

・細かい所属や役員、肩書きはいらない

・本名でなくても良い

 

これからの名刺は対面で手渡しした時に、ぐっ!と相手を引き寄せられるか、時間を共有できるツールになりえるかどうか、なんです。

あとはこまめな情報発信や行動で距離は縮まっていきます。

 

 

前に興味があって、「上芝」は日本にどれくらいいるんだろうかって調べてみたんですよ。

 

そしたら「390人」っていうことが判明しまして。

で、全国で390人しかいないんだったら、もう「英司」はいらないなぁと思ったんですよ。

 

僕を形容、認識する記号・名称としての「上芝英司」は、「上芝」まででほぼ世間では通用するんだと思って。

現に僕が公の場で自己紹介する時って「うえしばです!」って言ってますからね。

これまでに「英司の方の上芝です」って言ったことないし。

 

そんでもって漢字表記って、結局は頭の中でもう一度ひらがなに変換してインプットしてるので、これはもう「うえしば」で良いんじゃなかろうかと。

これについてはツイッターでの有名人「プロ奢られヤー(中島太一)」さんがそれらしきことを言ってはるので調べてみてくださいな。

 

 

なので、名刺に合わせてウェブやSNSも全般「うえしば」で統一しました。

ようは390人の中で一番有名な「うえしば」になれば良いんだと。

とりあえずは「豊中で”うえしば”といえばあの人!」になれば良くって。

 

まぁでも歴史上、「盛平」にはかなわないんだけどね。笑

 

あとは、だいたいどこに住んでて、何やってて、どういう人かっていうのが興味深く書いてあって、あとはネットで調べてくださいよっていうスタンス。

何よりも、「対面時にネタがあるかどうか」「ツッコミしろがあるかどうか」かなと。

 

 

そんなわけなので、僕の新しい名刺は「名前、プロフィール、URL、顔イラスト」しか載せていません。

そして、表にはでかでかと「一生懸命を笑え」と書いてある。笑

 

 

コーヒーともPEACOCK64とも書かず、「一生懸命を笑え」と。

 

僕が世間に伝えたい事はこれだけです。

このロゴはプリントではなく箔押しで作りました。

それくらい本気なんです。笑

 

あとはたくさんの紙の中から「マシュマロホワイト258kg」を選び、サイズも縦40ミリに裁断。

本の栞のような、ラーメン屋の箸袋のような仕上がりになりました。笑

 

 

これを受け取った人とこの名刺で話が弾み、興味を持ってくれて、webで繋がる。

「初対面の人とでも話のネタになる道具であるか」っていうのがポイントです。

 

逆に言えば、ネタにならないことは書いたってしょうがないなーって。

 

 

そこで僕が伝えたいたくさんのことや、「あ、喫茶店やってはんねや〜」ということを知ってもらえればこれ幸いと。笑

 

※えー、じゃあネットできない世代の人はダメなのーってこともなく、普通のやつも持ち歩いていますよ(^^)

 

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