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【ピーコックがPEACOCK64になった日】25歳からのひとりコングロマリットという働き方

 

当時はまだ今ほど「複業だー」とか騒がれていなかったんだけど、居心地というか「このままじゃいかんなぁ」という気持ちを漠然と抱えていて。

喫茶ピーコックがうまくいっていないとかそういう話じゃなくって、最低でも2足のわらじ(両軸)がないとこれからの時代は危ないんじゃないかって。

いろんな人に話を聞いたり、文章を読みまくっていた時に出会ったこの1冊。

 

 

家業を継いだんだし、老舗の喫茶店として毎日地道にコツコツと。

家庭もあるし子供もいるし、とりわけ苦戦しているわけでもなく。

でも、駅前の開発がどうだとか、コーヒーチェーンは来るのかとか、モーニングの文化は残るのかとか。

 

 

店主としての努力や家業としての歴史とは全く別の軸で、不確定要素が多いんですよね。

時代流れも早いし、喫茶店の店主としてのマネジメントやリスクヘッジはやっていたとしても、職業以前の「自分の人生について」のマネジメントはやってこなかったなと。

そこでひとりの人として広い視点で俯瞰した時に、「蒔けそうな種は蒔いておこう」って思ったんです。

 

 

PEACOCK64を立ち上げてからは、いろいろと失敗もしたし、2足のわらじは無理だとか、二兎追うものは一兎をも得ずだとか言われました。

今では「何やってるかわからん人」みたいになってますが、僕自身はけっこうしっかり把握できていて。

いつ蒔いた種がこれくらい成長して、これはまだ収穫じゃなくて、先にあそこを耕しておこう、みたいにね。

 

 

僕らは「大人になったら何になりたい?」とか「将来どういう道に進むんだ?」とか言われながら育ってきましたが、「職業」や「肩書き」以前に、「どう生きるか?」という命題があるわけです。

個人的には「こう生きたいからこの仕事」がやっぱり理想で、「この仕事なのでこの人生」はもう少し深く考えたいところ。

 

働き方やフリーランス向けの本かと思いきや、「仕事と人生」について改めて考えるキッカケになった1冊でした。

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