こないだ、ひさびさにスタジオでドラム叩いたんですよ。
17才の時に始めたので、今年でもう23年。
距離が離れたり近づいたりしながらも、細々と続けています。
と言っても「続けよう!」なんて思っていなくて、なんとなくいつも傍にある感じ。
今でもそこそこ叩けるのは、高校卒業して大学も行かず就職もせず、みんなが学歴や職歴を手に入れてる間ずっとドラム叩いてたからだと思います。
やっぱり何かに打ち込むってすごく大事で、トコトン取り組んだものって何年も手の中に残るんですよね。
インスタントコンテンツはすぐに手を離れちゃう。
今も何の後悔もなくドラムに触れるのは、トコトン打ち込んで、完全燃焼したからなんです。
「これであかんかったらあかん。」
渾身の音源をたくさんのレーベルに送った時の覚悟を今でも覚えています。
それともうひとつ。
「自分には表現できるものや人の役に立てるものが何もない」と悟ったのも大きかった。
あれから20年、本当に色んなことがあったし、考え方もまるで違う。
そこそこ、「生きてきた」と思います。
特に最近の活動や考え方、社会との関わり方やなんかは、若い時には片鱗もなかったわけです。
で、こないだスタジオでなんかふと、「いま、ドラムでなんかできないかなぁ」と思ったんですよね。
単純にバンド組んでライブするとか、ドラム教室するとか、そういうのじゃなくって。
ドラム×〇〇×〇〇
みたいな、面白いのができたらなぁと、ふわっと考え始めてます。
今までの音楽のように、自分たちで作った作品を再現して相手に伝えるみたいな感じじゃなくって。
余白がたくさんあって、再現性が低くって、偶発性が高くって、クオリティの定義も違って、参加シロがあって、意味や目的があるわけじゃなく、でもやっぱり誰かの役に立つ「手立て」であること。
まだまだ全然イメージもないし、言語化できていない部分もあるんだけれど、小さな火が灯った気がしています。
気がしているだけかもしれません。
まだまだ全然わかりません。
でもちょっと、「予感」だけは感じていて。
20歳の時の決意と、40歳で感じた予感。
さぁ、どうなるんでしょうか。(^^)
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