2019年12月26日から29日までの4日間、無事に開催を終了した「服部モトマチ展」。
ざっくりだけど250〜300人近くの方にご来場いただいて、毎日来られた方のエピソードを聞き、新たな発見や偶然が重なりに重なった夢のような4日間でした。
服部元町や服部元町商店会の見え方や人との関わり方について、ここまで考えたり感じたりしたことは店を初めて15年で初めてだったと思います。
本当に良かった。
いい時間だった。
動き出してから1ヶ月弱だったけれど、20人近くの人にスタッフとして関わってもらえて、一気に駆け抜けた2019年の年末でした。
文化祭の準備のようになればといいなと言ってたんだけど、本当にそんな感じで楽しめたし、なによりも町の人達が元気になれたのが良かった。
何度も会場に来てくれる人や家からも写真を持参してくれた人、丁寧に解説してくれる人や写真には写っていない景色を話してくれる人。
それぞれの人生があり、暮らしがあり、生活があって、そこにはいつも「服部元町」があった。
何をするにもみんな一緒で、目を見て伝えなきゃ伝わらない時代だったからこそ、ハレの日には写真を取って大切に持っていて。
それを見ながら子や孫が、これはどういうことなんだろう?なんでこんなに人がいるんだろう?と思い馳せる。
展示の半分くらいは僕のおじいさんのアルバムから出してるんだけれど、僕が生まれる前におじいさんは亡くなっているので、直接の話は聞いたことがないんですよね。
僕にとって「上芝常一」さんは写真で見る限りの人だったんだけれど、今回はおじいさんの話をたくさんの人から聞くことができました。
なんでもデータで残せる時代だけれども、「語り継ぐ」ことのほうがよっぽど豊かで、そこには単なる事実や切り取った風景ではなくって、人の思いや情景、その背景や感想も含めた「思い出」も一緒に引き継ぐことができるからなんだと思う。
僕はこれからも、「語り継ぐことができるくらいの思い出」を周りのみんなと作っていきたいです。
興味本位と好奇心だけで走り出して走り出したら止まれないような僕ですが、来年もまた一緒に遊びましょうね。(^^)
本当にありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。
2019年12月31日 喫茶ピーコック 3代目店主 上芝英司
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