地域には「民生児童委員」っていう役があって地域のセーフティーネットみたいな形のひとつなんだけど、このたび12月から「服部元町1丁目」の民生児童委員を僕が担当することになりました!
きちんとした大事な役回りなので、勉強しながらがんばりたいと思ってます。
僕はずっと服部が地元で、服部幼稚園→中豊島小学校→第四中学校っていうサラブレッドコースなんだけど、若い頃は家業継ぐぞ!なんて思ってなくてバンドしたりライブハウスで働いたりしていました。
そっからいろいろあって24歳の時に店に入るんだけど、気がつけば商店会のイベントや祭りの手伝いをするようになっていて。
元々がイベントの企画制作だったので楽しかったし重宝されるしで調子に乗り、2016年には「豊中こどもれもないど」を始めたわけです。そこから市民活動畑で動いているうちにさらにいろんな人と繋がり、地元の商店会長も任されることになりました。
なので今は地元で、
・喫茶ピーコック店主
・服部元町商店会会長
・服部元町1丁目民生児童委員
・ローカルライフファンクラブ「ハットリー!CEO(チーフ エンタメ おじさん)」
みたいなことをしています。
でもそもそも喫茶店って公共寄りの場所で、これまでも僕はお客さんの相談を行政に繋いだりしてたので「地元商店って地域の定点観測みたいな要素あるよなー」って感じてたし、これが商店会みたいな単位で起こると安心だなーと思っていて。
毎日同じ場所でお馴染みさんの相手をしてると、耳が遠くなってきたなーとか、服着替えなくなってきたなーとか、相変わらず元気やなーとか、娘さんが近所にいてはるんやなとか、この子しっかりしてきたなとか、色々と変化に気づいたり暮らしの背景を知ったりするんです。
お宅訪問とか電話かけるとかいうリーチも大事だけど、ごく普通に生活してるだけで見守られているぽい(本人もあまり気づかない程度の)、腕時計付けてるだけで心拍数計れてるみたいな見守りもあるかなーとか。
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喫茶店だけじゃなく、美容室とか整骨院とか居酒屋とかうどん屋とか新聞屋とか、通りに面するお店さんはきっと気づくことも多いと思う。
「あの人、大丈夫かなぁ?」とか「最近元気ないなぁ…」と心配になった時に、「ちょっと相談してみようかな」っていう選択肢があるだけでもずいぶん違うので、住んでる人はもちろん働く人にも知ってもらいたいと思ってます。
結局はその相関図というか、地域連携の網にさえ引っかかれば何とかなることも多いんです。
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商店会や様々な機関が「端末」となって地域の情報を拾い、中央集約(といっても校区くらいの規模)したり共有したりしながらフォローしていく。
「○○ちゃん、どないしたん?よかったらこれ持って帰り!」っていう、じゃりン子チエちゃんみたいな世界観が昔は当たり前にあった気がする。
小学生の頃、お盆のお供えを買いに富貴屋さんまでおつかいに行ってたんですね。その帰りにはいつも「ご苦労さん!」といってわらび餅を持たせてくれました。
商店の子供を商店会の大人が面倒みるなんてざらにあったし、今は僕がおじいちゃん商店主の手伝いをしたりしてます。
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いろんな立場や視点や属性の人がいるから様々な情報が集まるんだし、その様々な情報をうまく処理するにはまた、いろんな人が必要です。
地域で暮らすみんなが、自分は縦糸と横糸の結び目なんだと頭の片隅にあるだけでも自治は深まると思う。
服部のように地元の個人が通りに面して店を構えてるエリアは特に相性良いと思うんだけどなぁ。
…みたいな話を20分くらい喋ってる僕のYouTubeラジオはこちら。↓
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