うえしば、ついに「カレー本位制」を始める。

 

2年ほど前から僕は「お金の出番を減らしたい」とか「貨幣経済を終わらせる」なんて言い出しました。

「いやいや、どういうことやねん!」と世間から各種ツッコミをいただきましたが、それを横目にせっせと準備してきたのです。

 

 

 

・・・

 

そして約2年の準備期間を経て、この度ついに完成しました。

その名も、「カレー本位制」です!!!!!!!!

 

 

 

「金本位制」ってありましたよね。

「金(ゴールド)」がその価値の信用を担保するっていうアレです。

 

現在流通している紙幣(お札)は「不換紙幣」といって、金には換えることができない紙幣です。

もちろん買い物として金銀を買うことはできるんですよ。

でも、その昔「金本位制」の時代に流通していた「兌換紙幣」には、「この紙は金と交換するよー」みたいなことが書いてあったわけです。

 

 

ということは例えば、僕が誰かの引っ越しを手伝ったとします。

 

そしてその対価として、「あんな、この紙な、金に換えることができる紙やから、今日はこれ持って帰ってな(^^)」と言われ。

「え!そうなん!!!!ええの!!!!?、ありがとう!!」みたいになる。

 

そんでもって帰り道にコロッケでも買う時おばちゃんに「あんな、これ金に換えることができる紙やからさ、これでコロッケほしいねん。」

「へー!そんな紙あるん!!もちろん、ええよ!」となるわけ。

 

 

「銀行」や「金」の持つ「信用」が、その紙の価値を担保しているんですね。

詳しくはこのへんを見てみてください。

・兌換紙幣と不換紙幣の違い >> https://nihonsi-jiten.com/dakanshihei-hukanshihei-tigai/

 

 

でもよくよく考えてみると、引っ越しもコロッケも「金と交換」をせずに価値の融通が行われているわけですよね。

「これ、金と交換できるから」という呪文で成立しているわけです。

 

ちなみに、金本位制が終わったのは、1913年。

結構最近までそんな感じやったんですね。

 

 

現在は「はい、この紙、1万円っていうことね!!」な呪文なので、もうこれ完全に「情報」で成立している物体です。

ちなみに1万円札の製造原価は約25円くらい。

この差額が1万円札における「価値の発行益」ですね。

 

・・・

 

それに気づいた僕は「これ、むっちゃええやん!」と思ったので、何か僕にもできる「価値の交換ツール」ないかなぁと考えてたんです。

みんなが欲しくて、僕にもできて、流通や融通させることができるもの。。。

 

 

 

ぽくぽくちーん!!!!

 

閃きました、カレーです!

 

 

世間様への借りは、カリーで返していこうと。

そしてこれをカードにしてしまえば流通や融通もできるぞぅ!と意気込んだのです。

もちろん、僕や喫茶ピーコックの信用が前提となるわけなんですが。

あと、僕が調子に乗って発行しまくるとカレーインフレが起こって破綻するのでそこは慎重に。笑

 

 

カードの裏面にも書きましたが、なるべくカレーには交換されず、「これな、喫茶ピーコックのカレーと交換できるんやで」っていう情報で流通し続けると面白い実験になるなぁと思っています。

 

あと、この「カレーカード」はもちろんお金では買えないし、お金にも換わりません。

法定通貨とは別の、「通貨」なのです。

何かのお礼だったり、気持ちや勢いで僕が発行します。

 

遊び半分、僕が本当に実現したいこと半分の実験です。

よろしくお付き合いくださいな(^^)

 

・・・

 

あと、この記事を読んでくれている人はカード持ってる人もいてはると思うし、もしかしたら僕に馴染みのない人もいらっしゃるかもしれませんね。

カードにはQRコードが付いていて、読み込むとここに飛ぶようになっています。

えっと、決して怪しいものじゃございません。笑

 

喫茶ピーコックは阪急宝塚線の服部天神駅、東改札のタクシー乗場横にある小さな喫茶店です。

1964年の創業以来、継ぎ足しで受け継いでいるカレーと自家焙煎コーヒーのお店です。

はじめての方もぜひぜひ、いらしてくださいね(^^)

 

・・・

 

これはここでもよく言っていることですが、僕は現行のお金を否定しているわけではありません。

とても便利な機能を持った道具だし、僕ももちろん使っています。

 

ただ、みなさんにも経験があると思いますが、程よい程度の「貸し借り」だったり「義理や恩」というのは関係性を強くします。

お金はとても便利な「即時決済の等価交換ツール」ですが、貸し・借り・義理・恩は「時間差不等価交換ツール」なんですよね。

 

 

お裾分けやお歳暮、祝儀とか借りパクとかあるじゃないですか。

そういう「アイツには借りがあるからなぁ」みたいなことって、僕はすごく素敵なことだと思っています。

「いつもお世話になってます〜」ってやつですね。

 

なので、状況に応じて使い分けたり、もっと「含みを持った融通」で良いのになぁと。

個人的には、ですけどね。お店の経営はさすがにそうはいかないけど。

 

 

周囲の人達がそれぞれにできることで周囲にはたらき、貢献し、暮らしを営んでいく。

みんなが「いい時間」を過ごすために。

 

 

それぞれがこういうカードを交換しながら見せ合いっこしたりするの楽しそうですけどね。

ポケモンぽいというか。笑

 

・うた歌います券

・名刺作ります券

・壁塗ります券

・絵本読み聞かせ券

・肩たたき券

 

 

まぁ、そんなわけなんで。

「カレー本位制カード」を手に入れたら遊んでやってください(^^)

 

 

 

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